情報の取捨選択(2)

…このように、テレビからの情報でさえ、無条件で受け入れるのは危険な場合もあるということだ。

では、お外で遊ぶ時には何を飲むか。
水、麦茶、お茶類はナトリウム濃度が低すぎてNG。
ジュース類はナトリウムが少ない上に糖質が多すぎて、ますますNG。
経口補水液は緊急事態用にとっておきたい。

やはり水分(塩分)補給に適しているのはスポーツドリンクだろうということで調べてみると、ほとんど(たぶん全て)の銘柄でナトリウム濃度の推奨基準(100mlあたり40mg以上)はクリアしてるみたい。
なおかつ溶液の濃さ(主に糖質の量で決まる)もアイソトニックとかハイポトニックとか言われる濃度に調整されていて身体にとって吸収しやすい、ことになってる。
…のだが、その糖質についてもっと細かくつっこむとナニ糖でもいいってわけではなく、実際はブドウ糖ってのが含まれてないとあまり吸収が良くないという実験結果が出てるらしい。

image
これは「体育の科学」vol.62に載っていた表だけど、勝手に使っていいとも思えないので軽くモザイクを入れてみた。

どんな実験か超ザックリ説明すると、
①ブドウ糖が入っているスポーツドリンク
②ブドウ糖が入っていないスポーツドリンク
③ミネラルウォーター
を運動後の脱水状態のヒトに飲ませて血漿成分の回復具合をみたところ、
①速やかに回復する
②しばらく脱水が進み、その後に回復
③ゆっくりと回復に近づく

ちなみにこの実験では、①は摂取直後に回復しているのに対して水は1時間後、②は2時間後でも完全に回復していない。

ということで、ブドウ糖が入ってないスポーツドリンクは速やかに吸収しない。
ブドウ糖が入っていないスポーツドリンクは、お外で遊ぶ時の熱中症対策には不向きなのだ。

さあ、どーする?

…続く

カテゴリー: 2014